40代の更年期は「壊れた」のではない
40代に入ってから、夕方になると
体が熱っぽくなることが増えました。
頭が重くて、横になりたくなる日も。
20代後半から自律神経の不調はあったけれど、
30代後半になってから、その期間が長くなった気がしていました。
喉をきっかけに体調を崩しやすくなり、
ひどい頭痛や肩・腰の痛み。
PMSも重なって、
「自分には何の価値もない」
そんなふうに落ち込む日も増えました。
最初は、
自己管理ができていないからだと思っていました。
でも、あまりにも頻度が多い。
そして本当に苦しかったのは、
不調そのものよりも
「こんなところで止まっていられない」
という焦りでした。
やりたいことはある。
変えたい人生もある。
なのに、体がついてこない。
そんなときに手に取ったのが
『この不調、ぜんぶ更年期のせいだったの⁉』清水真理子著(三笠書房)
漫画も交えて書かれていて読みやすく、
著者自身の体験がベースになっているので、
すっと入ってきました。
更年期は「壊れた」のではない
本の中で知ったのは、
更年期は閉経前後5年ほど続く“移行期”だということ。
症状は300種類以上。
原因はひとつではなく、
身体的要因(ホルモンの減少)
外的要因(環境)
心的要因(気質)
この掛け算。
だから、一言で「更年期」といっても、
人それぞれまったく違う。
「わたしだけのトリセツを作ればいい」
そう書いてあって、
少しだけ安心しました。
壊れているんじゃない。
調整期なんだ、と。
更年期=女性として終わること?
著者が更年期かもしれないと夫に話したとき、
「おばあちゃんになったんだね」と言われたそうです。
ショックですよね。
更年期と聞くと、
老化の始まりのようで、
女性として見られなくなるようで。
私もどこかで、
「衰え」だと思っていました。
だからこそ、余計に焦る。
でも本には、こうありました。
不調は敵ではなくメッセージ
イライラ
落ち込み
動悸
不眠
それは、
「無理してない?」
「本音はどこ?」
と体が問いかけているサインかもしれない、と。
不調の正体は“Must過多”
特に印象的だったのは、
Will(やりたい)
Can(できる)
Must(〜ねばならない)
この3つの話。
多くの女性は、
Mustが大きくなりすぎている。
母として
妻として
社会人として
「ちゃんとしなきゃ」
私もずっと、
ちゃんと働かなきゃ
ちゃんとした大人でいなきゃ
ちゃんと役に立たなきゃ
そう思ってきました。
でも、その“ちゃんと”は
本当に私のWillだったんだろうか。
「Life for me」に戻る
更年期は、
Life for others から
Life for me へ
戻るタイミング。
自分を主語にしていい。
私は本当はどうしたい?
何を減らしたい?
何を選びたい?
感情を言葉にすることが、
自分のトリセツ作り。
私にとっての転換点
実は私は、
心身の不調をきっかけに、
転職や複業など、
人生の再設計を始めました。
まだ途中です。
体も完全ではありません。
正直、今日もしんどい。
でも、
「壊れた」と思わなくなったことが
大きな変化でした。
今は、走る時期じゃないのかもしれない。
でも、止まっているわけでもない。
私は今、
5年後の自分に向けて
ゆっくり種をまいています。
たとえ今、体がゆっくりでも。
もし今、
「これって更年期?」
「私だけおかしいのかな?」
と不安になっているなら、
この本は、
責める気持ちを少しゆるめてくれるかもしれません。
もし今、不安の中にいるなら
更年期は、
終わりではなく、
選び直しの入り口。
私は、そう思っています。